安全確保のために、常に2点以上で、ロープユーザーの荷重を支えることです。万一、うち1点での確保が失われても、もう1点残っているので墜落しなくて大丈夫というわけです。
2点確保技術を安全確保の前提とした技術・・・という意味あいで、『2点確保』と表記します。『2点確保』技術・・・と表記する場合もあります。ちなみに『2本確保』や『ライフライン』も同様です。
『2点確保』こそ、3次元ロープアクセス技術【SORAT】の、安全確保上の根幹をなすとの意味です。『2点確保』という単純な技術を継続さえすれば、安全確保は完璧です。
改正安衛則で使用が義務づけられていますが、『調査・点検・検査』においては、【SORAT】技術ならライフラインは不要とされています。条文にある“経過措置”の項目に明記されています。
そうかもしれません。今のところは大丈夫なようです。時期が来て義務づけられたら、もちろん従いますが、『2点確保』したうえでのライフライン使用となります。
そもそものきっかけは、脱サラ独立してきぃすとんを起業したこと。1991年から30数年、仕事を断るのが怖くて何でも喜んで引き受けていたら、岩壁調査の電話がかかってきて、これが始まりでした。
1987年の層雲峡天城岩崩落事故、1989年の越前海岸トンネル崩落事故、1996年の豊浜トンネル崩落事故、1997年の第二白糸トンネル崩落事故などが続きました。
実は本社は奈良県で、本拠地が京都です。創業時のスタッフが皆、京都に住んでいたので、仕事場も京都にしました。
岩壁での仕事を引き受けてしまって困っていたとき、大阪駅で旧知のクライマー土倉さんとばったり会ったことがきっかけでした。
当協会は、ロープアクセス技術の普及と安全確保を目指す団体です。
講習・資格制度の内容から、事業者様の安全管理に関するご相談まで、幅広くお問合せを受け付けております。
一つひとつ丁寧にお答えしますので、どうぞ安心してご連絡ください。