『2点確保』の大原則
【SORAT】では、“『2点確保』の大原則”を、
その根幹としています。
『2点確保』の大原則とは、常に2点(もしくはそれ以上)の支持点でロープユーザー(ロープ作業者)の体重を支える・・との大原則です。万が一、2点のうち1点での確保が失われても、もう1点が残るので墜落しなくて大丈夫・・との理屈です。つまり『2点確保』は、ライフラインを超える安全確保技術といえ、ライフラインを使わなくても、同等(もしくはそれ以上の)の万全な安全が確保できます。
3次元への発想の転換
『2本確保』へのこだわりを捨てることで、
3次元移動が実現しました。
今、A点とB点の2つの支持点でロープユーザーを『2点確保』しているとします。ロープユーザーの荷重はA点、B点の両方、もしくはどちらかにかかっています。
では、移動してみます。
ロープユーザーは移動したい任意の方向にあるC点を次なる支持点とし、一時的に『3点確保』します。
次にロープユーザーは、荷重をB点、C点の両方、もしくはどちらかに移したうえで、A点での支持を解除します。
どうですか! 移動できましたよね。
この動作を繰り返すことで、3次元的に任意の方向に移動することが実現します。
しかも、常に『2点確保』しているので安全確保も万全です。